アイスランドのEU加盟

2008年、世界的な金融危機の影響によりアイスランド・クローナが暴落してアイスランドは国家破綻の危機に迫った。

金融危機の洗礼を経た後、アイスランドはユーロの導入を行い欧州中央銀行という強力な後ろ盾が必要であると感じて、もう欧州連合(EU)への加盟拒否を堅持することができなくなった。アイスランド国会は先日小さい差で議案を採択して、政府にEUへの加盟交渉権限を与えた。でも民衆の中では依然として広範に警戒心を持って、国家の独立地位、と国魚を捕獲する権利を失ってしまうではないかと心配している。

アイスランド国会は一週間の激論を経た後に、33票の賛成、28票の反対と2票の棄権結果で、政府にEUへの加盟交渉権限を授与した。アイスランドのシグルザルドッティル首相は、EUへの加盟はアイスランドの経済の回復に役立ち、人々もその中から多くの利益を受けると意向を示した。

シグルザルドッティル政権は今後ブリュッセルにEUに正式加盟する申請を出す。いったん許可をもらえると、アイスランドは最後に国民全員の公民投票を通してEUに加盟するかどうかを決める。しかし、すべての交渉は3年半を続くかもしれない。EUの輪番制議長を勤めるスウェーデン首相ラインフェルトは声明を発表して、アイスランドの決定に対して歓迎の意を表わした。

金融危機が発生する前、EUに加盟するのはアイスランド人にとってほとんど“想像できない”事であるが、アイスランドが経済危機から大きな衝撃を被った後に、民衆はEUへの加盟声が高まり、今年5月の世論調査では、61.2%の人は政府のEU加盟に賛成して、反対者は29.6%しかないと示した。アイスランドの新政府はEUに加盟することを望み、加盟によってEUとしての単一市場とユーロのメリッドを得て、同時に27の加盟国の中に発言権を持つことも狙っている。でも、アイスランドの民衆はEUに加盟後、国家の主権および魚をとる権力は脅しを受けることを心配している。数十名の反対者は国会ビル外でデモ抗議を行った。
もしかして、アイスランドにとっては、必要するものはユーロであり、EUではないと言えるでしょう。